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ニュースリリース


投稿記事の詳細ページです。

掲載日
2010-09-19
タイトル
【社説】国のかたちという難問 週のはじめに考える 〜中日新聞〜
テキスト
今朝は、久しぶりにゆったりとした休日を過ごしていました。妻と両親と共に近くの喫茶店に行きお茶をしていると隣においてあった中日新聞の社説に目が留まりました。
今回は、そんな記事の投稿をしてみます。
【社説】国のかたちという難問 週のはじめに考える

 菅直人首相にはもちろん、わたしたちに突きつけられているのが国の「かたち」という難問です。
回答は急を要します。若い世代の希望のためにも。

 本社の秋の採用試験で作文の採点を担当しました。
就職戦線の厳しさからでしょう、欠席者は少なく、作文の内容からも受験者たちの必死さが伝わってきました。

 今春の全大学卒業生の就職率は60・8%でした。昨春より7・6ポイント落ちて、調査開始以来最大の下げ幅。来春はさらに厳しいとの予測です。
本社の採用予定も数百人のうち若干名とか、何とも気を重くさせられる作業でした。

留学する余裕がない
 若者たちの内向き志向がいわれます。
中国や韓国などアジアの青年に比べて海外への留学希望は少なく、気概や情熱、志の欠如が批判されますが、大学に勤める友人たちは学生たちに深く同情しています。
就職が年々厳しくなって、正社員になるのに四苦八苦、留学している余裕も、そのメリットもないのだ、というのです。

 新卒一括採用が産業界の慣行のようになっていて卒業予定者の就職活動は一発勝負の状態。
「落ちたら非正規雇用」の恐怖にも襲われているのだともいいます。

 グローバル経済の非情な現実が若者たちに追い打ちをかけます。
かつては企業の成長発展は、雇用を拡大し、労働者の所得を向上させ、さらに企業を発展させる幸福の循環を生みました。

 しかし、中国やインドなどの新興国の台頭は企業の生存競争を激化させ生産拠点の海外移転や賃金カットを迫るようになりました。
企業の成長発展が幸福をもたらすどころか過酷な労働現場を現出させることにもなってしまいました。残念極まりないことです。
[中略]

貧困は存在しない  九州在住の在野の思想史家渡辺京二氏の「逝きし世の面影」(平凡社ライブラリー)は、幕末から明治にかけて来日した西洋人たちの記録を精査して、滅びた日本の文明をよみがえらせた労作です。
「十八世紀初頭から十九世紀にかけて存続したわれわれの祖先の生活はたしかに文明の名に値した」とも書いています。

 日本の自然の美しさは異邦人を感嘆させたようですが、印象的なのは「貧乏人は存在するが、貧困なるものは存在しない」の評価です。
金持ちが高ぶらず、貧乏が卑下しない。江戸封建制の世ながら意外なことに人間の尊厳が守られていたようなのです。 

 コラムニストの山本夏彦氏は、ラフカディオ・ハーンを感動させた明治の婦人の短い一生を取り上げて、昔と今と真の貧乏はどちらかと問いかけました。
[中略]

信頼される政府たれ  綱領なき民主党政権が目指す国のかたちは不透明ですが、子ども手当などのマニフェストから推測する限り、支え合い社会の志向はあるようです。

 支え合いには財源と負担の責任があるのはもちろんです。
国民は負担に応じる潔さも覚悟もあるにちがいありません。
ただ約束した行政改革や無駄削減の徹底を欠いての消費税増税となると、順序と筋が違うと思うのです。
国民がちゃんと耳を傾ける、そんな政府の信頼がカギなのです。

[引用元:中日新聞 2010.09.19]

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